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息子の誕生日の朝に

❇︎Instagramより

息子の誕生日の朝
カブトムシ虫が2匹死んでいた

幼虫から我が家にお迎えしたカブト虫
成虫になってからは
毎日餌のゼリーを取り替えて
話しかけてた
でも今度自然のあるところに逃がしてあげようね
って息子と話してた矢先だった

虫籠に入れて室内に置いていたのだけど
最近餌のゼリーを求めて
アリンコがじゃんじゃん来ちゃっていたので
何日か前からアリンコが引くまで数時間ベランダに出したりしていた

その日の前日も虫籠を日中外に出していた
「ベランダ暑過ぎるかなぁー
でも、ベランダ出しててもいつも元気だし
まぁ大丈夫かなぁー」
って思いながら…

夜寝る前
カブト虫がまだベランダにいる事を思い出し
「カブちゃん元気かな!?
餌入れなきゃ
でも、餌は昼間まだあったし
今日はいっかー」
…って寝ちゃって

翌朝見たら
2匹とも死んでしまっていた

ベランダが暑過ぎたのか
餌が足りなかったのか
話しかけてあげなかったからか
寿命だったのか
直接的な原因は分からないけど


「大丈夫かな」
って思ったのに
自分の都合で
ベランダに出して
「大丈夫かな」
って思ったのに
自分の都合で
見に行かなかった

カブちゃん…
本当に本当にごめんなさい

カブちゃんは虫籠の中で
きっと必死にサインを出していたはず
でも
子供みたいに
大きな声で
暑いよー!
お腹すいたよー!
寂しいよー!
って知らせる事が出来ないから
生き物を飼うなら
責任をもって見てあげなけらばならない
当たり前のことなのに
自覚不足でした
反省と後悔と懺悔


ん?
子供は困った時
いつも大声で知らせてくれる?

そのサインは
大きな声の時もあるけど
時には
小さな声かも知れない
表情や態度かも知れない
隠しているかも知れない
それに
しっかり主張して知らせてくれても
それを
「うるさいなー」
と思ってしまったり…

「大丈夫かな」
って思いながらも
そのままにしてしまう事がある
「大丈夫かな」
って思った時点で
もう大丈夫じゃないは始まってるのに

後悔先に立たずだけど
先に来る不安はあるんだ
その感覚に蓋をして
見て見ぬふりをしない

ちょっと不安に思う時は
よくよく気をつけて
よくよく目を見て
よくよく話を聞く

ますますそれを意識しなさい
とメッセージが届けられた
息子5歳の誕生日の朝だった



🎂
「お誕生日って
アリくんが生まれた日の事なんだよ?
分かる〜?」
って聞いたら
「分からないー」って言っていた
「5年前にアリくんが産まれたんだよー!」
というと
「ふーん」
と言っていた


誕生日という日があって
その日が来ると1歳、歳の数が増えるということは
分かるようになったけど
でもそれってなんなのかよく分からない
ふふふ
不思議だね

1年は365日で
365日毎に歳の数が増える
なんてどうでもいいことだよね
でもあなたが産まれてから1460日経ったんだ
これまでの毎日にありがとう
これからもよろしくね